介護に向いていない?大切なのは続ける事!やさしくなくても頭が悪くてもいい

2018-04-13

どんな介護士でも、必ず必要とされています。

介護をしてくれる人がいなかったら、高齢者の多くは寝たきりになるか、生きる事さえ難しいのが現実です。

いま介護をしているあなた。
優しくなくても頭が悪くても、介護をしているあなたは、高齢者やその家族にとって本当に必要な人だという事を忘れないでください。

 

 

どんな介護士でも必要な理由

 

介護士である私の支えになっている言葉があります。
それが“どんな介護士でも介護をしてくれるなら誰でも良い”という入居者の言葉です

まじめで優しいというイメージを持たれる事が多い介護士。
ふたを開けてみればそんな介護士は少数派で、多くは仕方なしに“仕事”をするサラリーマン。

熱意を持って介護の世界に踏み込んだ新人の職員が、まず乗り越えなければならないのは熱意のギャップです。

入居者の家族には良い顔をするので分かりにくいですが、多くの介護士に熱意はありません。
それでも介護というサービスを提供する事で、介護士である私たちは社会から必要とされている事実があります。

そんな現実をあらわす様な入居者のするどい一言が、いまも私の大きな支えです。

 

“どんな介護士でも、介護をしてくれるならそれだけで感謝”

 

入居者へのあたりが強い職員に不満を感じていた私は、トイレで二人っきりになった女性の入居者に「嫌々やるくらいなら辞めてしまえば良い。あんな介護士は必要ない」と漏らしてしまいました。

そんな未熟なわたしに対して教えてくれた入居者の女性は、加えてこうも言いました。

 

“この仕事をするだけで立派だよ。あの人にも助けられているよ。私は一人じゃ何もできないからね”

 

そう言われてから、少し頑張り過ぎていた自分の荷がおりた気がします。

認知症の入居者が増えるにつれ、真面目に接している人ほど心が疲れやすくなりました。
誤解されやすい言い方ですが、認知症の高齢者を“人として“接しようとすればするほど介護士が続かないという現実があります。

最初は熱意にあふれていた職員も、数年たってすさんでしまう事が介護ではめずらしくありません。

【口が悪くても、しっかり献身的に介護できる人は優しい。言葉づかいが優しくても、必要な事ができない人は優しくない。優しくない職員は必要ない】

私の職場ではそう教えられていますが、会社には必要ないかもしれない職員でも、介護を必要としている高齢者にとっては必要な人なんですね。

自分が介護に向いていないと迷ったとき、いつも立ち直る力をくれます。

 

介護士になる事を選んだなら、虐待でも行わない限りは介護を続けるべきです。

いまは自信が持てなくても、介護を続けている限り私たちは常に必要とされています。

 

甘え続けてはいけない

 

でもそれに甘え続けてはいけませんね。

いまは人材不足のため頭数が優先されていますが、人材不足が解消されれば、優しさというサービスを提供できない職員は解雇されて行きます。

上がらない給料や職場への不満もあるかもしれません。その中で認知症の高齢者に囲まれているストレスは、介護士にしか分からない本当につらいものですよね。

それでも、どんな理由であれ介護を仕事に選んだのは私たち自身です。
高齢者の前にたつ以上は介護士としての責任を果たしましょう。

私たち介護士は社会に生かされ、高齢者の優しさに守られて仕事をしています。
その事を忘れてはなりません。

そしていずれ本当に必要とされる介護士になるためにも、とにかく今は続ける事が大切だと思います。

 

Posted by garu-mama