介護福祉士の給料が上がる?2019年月額8万賃上を法人確認で悲惨な回答

2018-03-21

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2019年1月 最新の動向を追記済みです。

こちらの「介護士の賃上げ」に関する法案は月単位で内容修正が加えられていますので、変更された点を追記の形で記載します。

 

ついに決まった介護士の賃上げ政策が、介護業界で働く・働く事を目指す人たちから注目を集めています。

既に介護業界で働いている方はもちろん、介護職を目指す方・あるいは誰かに転職をすすめたい方はとても気になる話題ですよね!

まだまだ先の話とはわかっていても気になるのが人の性!
玉砕覚悟でかわりに私が聞いてみましたよ!

 

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勤続10年以上の介護福祉士は月8万の賃上げが決まったが・・・

2017年冬、国会で“介護離職ゼロ“を目標に制定された“勤続10年以上の介護福祉士は月給8万アップ”政策。

これまでも処遇改善金などの政策で介護士の賃上げは行われて来ましたが、金額にして月1~2万円程度。

もともとの賃金が低いとされる介護業界では、処遇改善金があってやっと“安月給だけどまあ何とかやっていけそう”という水準でした。

そのため介護業界は慢性的な人材不足で、ベテラン職員と呼ばれる人たちは施設を転々としている人が多く、“介護士は5年でベテラン”“平均勤続年数は約5年”と言われています。

そこに投入された“勤続10年以上の介護福祉士は月給8万アップしてあげるよ!”というまき餌。

はたしてこの政策は無事実施され、低賃金の代名詞である介護士の追い風となるのか!?

 

この政策の要点

一番重要な部分は【介護福祉士】という部分です。

ケアマネや相談員はもちろん、国家資格である介護福祉士を取得していない介護士も、現状は対象外という事になります。

次に【勤続10年以上】という部分です。

“経験10年“ではなく“勤続10年”という事なので、“新人だけれど業界で20年以上頑張って来られた先輩方“は対象外です。

そして最後に【月8万円】という部分です。

実はこの部分は曖昧な点が多く、今後施行される予定の2019年10月までに変更される可能性があります。

 

2019年1月の修正案追記

転職を悩んでいたベテラン介護士に朗報です!

ついに!

“勤続10年”という条件が変更され、“業界に10年” になりました。

ここまででをまとめると、

・【業界10年以上勤務】の【介護福祉士】が必ず1人、年収440万を超える昇給または月額8万の昇給を実施

 

・【介護職員】【介護現場で働くその他の職種】にも昇給チャンスがある。

その場合の予算配分率は 2:1:0.5にすること。

また、その配分を行ったことで【ベテラン介護士】の給料を超えてはならない。

 

となっています。

 

2018年12月の修正案追

今回の修正でも改悪されています。

【少なくとも一人のベテラン介護士に対して月8万円以上の賃上げもしくは年収を440万円以上にする】

 

今回変更された一番おおきな点です。

この変更により、年収が440万円以上の介護士が既に一人でも在籍する事業所では大幅な賃上げはされない事が濃厚になりました。

 

基準である年収440万円は、日本の全産業で役職者を除いた平均年収です。

その年収に一人だけ到達するか、到達しなくても月8万円の賃上げを一人だけ行えば良いのですから、事業所としては大助かりですね。

 

そしてさらに細かい補足があります。

まず、これまで「勤続10年以上」が条件でしたが、今回の変更で「勤続10年以上の介護福祉士など、経験・技能のあるベテラン介護士」と言われています。

条件の緩和なのか、はっきりしない点です。

 

もうひとつ、財源の配分比率を【ベテラン介護士】【その他介護士】【その他の職種】にそれぞれ2:1:0.5の比率を適用して守る事とされました。

ベテラン介護士に1万円賃上げがあるなら、その他の介護士が5000円、その他の職種は2500円という形です。

配分率に大きな差をつける事でベテラン介護士への配慮をしているようですね。

 

また、この配分を行った事で “一般介護士の給料がベテラン介護士の給料を超えてしまう” 事がないようにと注釈もありました。

 

2018年11月の修正案追記

現段階で決定事項ではありませんが、国会にて“介護福祉士”という条件を緩和し、介護施設で働く介護士およびその他の職種にも処遇改善を振り分け、

  1. 勤続10年以上の介護福祉士
  2. その他の介護職員
  3. その他の職種

このような優先順位での配分を介護事業所に提案する案が出ているようです。

 

職場・ネットの反応は?

同じ介護福祉士の仲間たちはどう考えているのでしょうか。

職場で聞いてみた生の声、ネットの反応を見てみましょう!

 

職場の反応

  • 本当に8万アップしたらもう辞められなくなるよね
  • どうせ3万円くらいになるんじゃないか
  • 処遇改善金と一緒で、個々にボーナスとして振り分けられるのでは
  • 出ないなら続ける理由がない。しっかり出してくれる所に転職する
  • 10年頑張って貢献したのは自分なんだから、他の人に振り分けるのだけは許せない

ネットの反応

ネットでも同じような意見が多い一方で、こんな意見もありました。

初めから賃金を上げないと、そもそも就職してくれない。新人のモチベーションアップが重要。せめて段階制にすべき

そうですね! 確かに、そもそも10年勤務できるかが最大の問題ですよね。

国家資格である介護福祉士は学歴がなくても経験3年で取得可能です。

多くの事業所では介護福祉士を取得すれば手当が付きますから、実質最短3年で昇給としても、その後最短で7年は昇格がない限り大きな昇給がないのが一般的です。

「10年後には給料が8万円あがるから・・・頑張ろう!」なんて、思えない人の方が多いでしょう。

 

しかしこれは今後変わる可能性が示唆されていました。
例えば、

現状→10年で8万円
今後→1年で1万円 3年で2万円 5年・10年で○万円

となる可能性があります。

その方が現状多くの介護士が恩恵を受けられ現実的ですね。

同じ所で10年以上、管理職やケアマネにならずステップアップ転職もしない職員は、そもそも使えない人が多い。そんな人を優遇して本当に仕事ができる人がかわいそう

これは・・・・。

確かに1カ所の勤続年数での縛りは不公平ですが、この政策の目的はそもそも現場で実際に介護を行う介護士不足の問題に対する政策なので、職種縛りは仕方ないと思います。

 

現にケアマネは現場からドロップアウトした方・現場で働けなくなった時の保険として取得する流れが強く、求人も飽和状態です。

管理職も直接現場を取り仕切る役職でないかぎり、介護経験不問となっている場合があります。

私個人の意見としては、現場を尊重する事は間違っていないと思います。

 

勤務先の特養で実現可能か聞いてみた

実施されて勤務先で結果が違うなら、実際事業所のエライ人に聞いてみるのが一番でしょう。

という事で聞いてきました!

 

一番偉い人に直接聞いてみた結果

私が勤務する特養で統括相談役をされている方に直接聞いてみました。
結果は・・・・

「そんなの国の理想です!できるわけない。うまい事言っているけど、処遇改善金が廃止されて施設の運営が厳しくなると思う。」

はい。わかりました。

ほんの少し、ほんの少しだけ期待していた事が恥ずかしくなる位きっぱりと、ものの数秒でインタビューは終了しました。

これにより、私が勤める法人という小さな範囲では2019年10月の介護福祉士8万円の賃上げは、現状で【無い】という事になりました

 

介護福祉士の給料が上がる? まとめ

結局のところ、「自分の事業所はどうなんだろう」と悩んでいるあなた!聞いた方が早いですよ!

・・・とココまで言いたい放題の私でしたが、ここにきて反省しています。

 

実際に実現するにしてもしないにしても、まずこの政策の“財源が消費増税”によって行われるという事を意識しないといけませんね!
「自分たちは頑張っているから当然だよ!」という意識をもっていたら、多くの方の反感を買ってしまうでしょう。

 

低賃金でも重労働で劣悪な環境が多くても、介護業界で働く事を決めたのは自分自身ですよね。

どんな理由があったとしても。

「文句を言うなら違う職を探せば?」と言われるよりも、どうせなら「大変なのにえらいね」と言われた方が頑張れませんか!?

 

かつては看護師も低学歴で就く仕事だと言われ、現在の待遇を得るには長い時間と看護師の努力・実績が必要だったと聞きます。

結果はどうあれ、介護の仕事に目を向けてくれた事に感謝して受け入れ頑張りましょう!

頑張って働いて幸せになって、利用者さまにも幸せをおすそわけできる事を願っています。

 

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Posted by garu-mama