介護職の給料は上がるのか!? 2019年 “ベテラン介護士の賃上げ”

2019-01-19

2019介護士の給料あがるアイキャッチ

 

2019年、介護業界で一番注目されている “介護職員の賃上げ” に関する施策といえば “ベテラン介護士の賃上げ” 。

 

“介護福祉士 月給8万円の賃上げ” や “勤続10年以上の介護福祉士 賃上げ” といった内容で、いま介護士の間で一番注目の話題です。

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この施策、呼び名がコロコロ変わるんだよね。
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うん。まだ内容にあいまいな点が多くあって、完全な決定案ではないんだ。

 

2017年に発案され、2019年の現在までに何度も条件が見直されてきた “2019年 介護士の給料が上がる” というこの施策。

2018年12月の時点では、実施する事が完全に決まったもののまだ内容に問題点が多く、完全な決定事案とはなりません。

 

2018年3月の時点で、私は勤務先の社会福祉法人に “2019年10月に予定されている介護士の賃上げをどう考えているのか” 確認しています。

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その時の回答は “当法人での実現は難しい” という事でした。

 

今回は、実施予定の2019年10月を目前に控える “ベテラン介護士 賃上げ” についてまとめました。

 

 

“2019年 介護士の給料が上がる” はどんな施策?

 

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では、今回実施される事になった介護士の給料改善案について見てみましょう!

介護職員の離職を防ぐために発案されてきた “介護士の賃上げ”

名称こそ違いますが、似たような改善はこれまでにも実施されています。

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介護職の給料改善は、これまでに4回実施されました。

 

平成21年度 月額平均2.4万円の改善

平成24年度 月額平均0.6万円の改善

平成27年度 月額平均1.3万円の改善

平成29年度 月額平均1万円の改善

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少しずつ給料が改善されているんだね!
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それでもまだまだ全産業の平均年収である440万には遠く及ばないのが現状だよ。

 

超高齢化の影響もあり、日本では2025年までに37万7000人の介護士が不足すると言われています。

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集まる前に、そもそも辞めちゃう介護士が多いんでしょ?
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平成28年度の介護職の離職率は16.7%で、サービス業の中で見れば高くないよ。

宿泊・飲食業で30%! その他でも20%台なんてたくさんあるからね。

 

介護士が不足すると何が問題なのか。

介護士の負担が増えて離職率が高まるからではありません。

 

介護士が足りないせいで、老人ホームのベッドは空きがあるのに高齢者が入居できないという事が大問題なんです。

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高齢者3人に対して介護士が1人必要って決まっているんだよね。
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そうだね。そのせいでもう1つ重要な問題が出てくる。

 

  • 親が入居できないため、仕事を辞めて自宅介護に専念する方
  • 働きたいが、自宅で親の介護が必要なため働く事ができない
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このような人が増えることで日本経済が伸び悩むんだね。
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あっ、いまの政権は “1億総活躍社会” を目指しているんだっけ。

 

介護業界が人材不足だと日本の経済に影響が出るので、現政権の目標達成のためにも介護人材の確保は急務なんです。

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厚生労働省の調査によると、給料を理由とした離職は第6位みたい。

 

そこで今回実施される事になった “ベテラン介護士の賃上げ” は注目度抜群!

“2019年 介護職の処遇改善” には、低賃金と言われる介護士の給料を上げる事で、離職率だけでなく介護士になろうと思う人を増やす狙いがあります。

 

現在までに決まっている内容

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2019年1月の時点ではこの様な内容で実施が予定されています。

給料が上がる対象:

  1. 介護業界で10年以上働いている介護福祉士(通称:ベテラン介護士)
  2. その他の介護職員
  3. 介護事業所で働くその他の職種

 

内容:

  1. 【介護業界で10年以上働いている介護福祉士】のうち【最低1人に対し】、

    【年収440万を超える昇給】または【月額8万円の昇給】を実施

  2. 【その他の介護職員】と【介護現場で働くその他の職種】にも昇給チャンスがあるが、

    その場合の配分率は【 2 : 1 : 0.5 】

※上記の配分により【その他の介護職員】と【介護現場で働くその他の職種】の給料が【介護業界で10年以上働いている介護福祉士】の給料を超えないようにする必要あり

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なんで年収440万円が基準なの?
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全産業の管理職を除いた平均年収が440万円で、その数字に合わせたみたいだね。

 

 

“2019年 介護士の賃上げ” で期待できる事・できない事

 

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今回の給料改善案で期待できる事・できない事はこんな感じかな。

期待できること

介護士の平均年収が上がる

常勤介護士の平均年収は350万円程度。

介護職の中には、勤続10年以上なのに年収300万円台という方もいます。

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流石にこれは完全にブラック企業に入社してるよね。

 

介護業界は職場によって明確な給料差があり、年収は300万円台前半~500万円台と幅広い差があるのが現状。

今回の給料改善で介護職の年収が底上げされ、 “介護職は低賃金” だと言うイメージも改善することが期待されます。

 

  • 10年以上働いているのに年収が440万円にも満たないという方
  • 通勤可能エリアに給料アップできそうな事業所がなく、転職を諦めていた方
  • 介護職を目指しているが、給料に不安がある方
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このような方にとっては給料改善の大きな希望になると思います。

 

ベテランじゃなくても給料アップ

ベテラン介護士でなくても給料が上がる可能性があります。

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大幅な昇給は期待できませんが、少しでも恩恵があるなら嬉しいですよね。

 

ですが、優先されるのはあくまでもベテラン介護士。

決定案で “事業所内のベテラン介護士が最低でも1人、年収440万を超えるか、月額8万円の昇給を実施すること” となっている事から、よほど職員を大切にしている事業所でない限り、可能性は低いと考えられます。

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自分も給料が上がったらラッキーという程度に考えておくのが無難だね。

 

期待できないこと

すでに高収入が可能な職場のさらなる賃上げ

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すでに年収440万以上の介護士が在籍している職場の場合どうなの?

当初は “勤続10年以上の介護福祉士に月給8万円の昇給” だったものの、たび重なる修正により “最低1人のベテラン介護士が年収440万を超えるか、月額8万の昇給” に変わりました。

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経営側への配慮が “無理ならやらなくていい” ともとれる事に。

この事から、すでに国が求める条件を達成している優良事業所の場合、昇給は期待できなくなりました。

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それなら “条件を満たした介護士がみんな賃上げ” という事もないかもね。
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まあ、すでに十分な給料をもらっているなら仕方が無いね。

 

介護職を続けていて損はない! 今後のさらなる給料アップに期待

 

今回は2019年10月に実施される介護職員の処遇改善についてみていきました。

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介護を続ける希望、介護職を目指す希望になりましたか?

 

今回は残念ながら給料が上がらない方が多いかもしれません。

しかし処遇改善により、これまで介護職の給料はおよそ5.3万円も上がっています。

 

介護士と給料を比較されることが多い看護師も、処遇改善を重ねて現在の地位と給料があります。

サービス業とはいえ、介護は絶対に必要とされる仕事。

需要は価格を上げますから、今後に期待しましょう。

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誰でもできると言われても、看護師やリハビリ職が実際に介護を引き受ける余裕はないからね。

 

ところで、2019年10月といえば消費増税と同じタイミングですね。

そう、今回の処遇改善に使われるお金は消費税10%に含まれています。

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「自分たちは頑張っているから当然」という考えは反感を買うかも。

 

介護保険という税金が財源の介護職は、“給料が上がらない” とされて来ました。

しかし今回、消費税を財源とした事で今後さらに給料改善が進む可能性が高まったと考えられます。

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介護士の平均年収450万円なんて日が来るかもね。

 

仕事なのに感謝され、立派だとほめられる介護士は、数ある職業の中でもとても恵まれた職業だと思います。

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やりがいは十分! あとは給料面だけ!

 

介護の質の向上にもつながる介護職の処遇改善。

これから介護職を目指す人も、すでに介護士として頑張っている人も、今後の動きに期待しましょう。

Posted by garu-mama