介護職員初任者研修(ヘルパー2級)の義務化が超高齢化の日本を救う!

2018-03-27

 

高齢化社会を世界的にリードしている日本。その勢いは高齢化を超え超高齢化と呼ばれるまでになりました。

このままでは高齢者を支えるシステムが崩壊し、長生きが喜ばれない社会になる事が想像できます。

そもそも日本は世界一の長寿国であると同時に、寝たきり状態の人数世界一でもあります。
【健康寿命】幸せになりたければ平均寿命との違いと深刻な事実を知ろう!参照
この先、私たち日本人に待ち受けているのは“重度の介護“と“財政難”です。

そしていま期待されている介護士の増員と賃上げは、日本の財政が崩壊する火種だと私は考えています。

 

皆さんは、介護士が今後いったい何人が不足するのかご存じでしょうか。

厚生労働省が出したデータによれば、2025年までに37万7.000人の介護士が不足するそうです。

必要な介護士は253万人です。
平成30年3月時点で日本の総人口は1億2652万人ですから、実に50人にひとりが介護士になる必要があるという事です。

介護業界は生産性がない業種なので、これでは経済がさらに縮小してしまうのではないでしょうか。

そして介護士の給料を支払う介護施設の収入源、それは介護保険と言う名の“税金”です。
高齢化で働き手が減り、経済も縮小した状態では税収も大幅に減少すると思いますが、その少ない税金の使い道が“介護職員の頭数・給料を増やす”では解決にならないと思いませんか?

 

前置きが長くなりましたが、介護士である私が思う解決策は“介護職員初任者研修(旧 ヘルパー2級)”を義務化・無償化する事です。

 

 

介護職員初任者研修を義務化・無償化

 

介護職員初任者研修を受ける事で、一般的な介護程度ならできるようになります。

 

私が考える内容は以下の通りです。

  1. 義務教育課程で介護職員初任所研修を受ける
  2. 他に希望する高校生から60歳までの国民の研修費用も、国が全額負担にする

 

そして中度から重度の介護には専門職として介護士をあて、軽度の介護には研修を受けた家族を始めとする、国民総出で対応します。

自宅介護が必要な事に変わりありませんが、少なくとも自宅介護する人の心身の負担は軽減すると思いますし、自宅で過ごせる高齢者が増える事で、国には税金削減のメリットもあります。

また、介護職員初任者研修には施設での実習はありませんが、医療的な介護知識はもちろん、トランス技術や食事介助・口腔ケアなどの実技も学べますので、介護職への転職も容易になります。

介護業界へ就職するハードルが下がり、結果的に介護士が増やせるかもしれません。

義務化するにあたり受講費用を国が負担する必要がありますが、むしろ講習に掛かる費用を廃止できないものでしょうか。

取得に掛かる費用は、就職する施設やハローワークで無料取得できるチャンスがあったり、大原などの学校に通っても60.000~15万円程度ですが、介護職員初任者研修は厚生労働省が認定する資格なので、無償化は不可能ではないと思います。

 

2017年に決まった中学校学習指導要領では、今後“技術・家庭科”の授業で介護を学ぶ事が予定される事になりました。「介護」が義務教育決定!中学校の技術・家庭で学ぶのはどんな事?参照ください

しかしそれでは何の解決にもならないんです。

興味は持ってくれるかもしれません。子供たちの選択肢も増えます。介護士も増えるかもしれません。

でも必要な人員確保は絶対にできません!
中途半端な事をする位なら、即戦力の介護人員を育て上げる方が良いと思いませんか?

国民が全員介護士になれと言っているのではありません。

国民全員で介護ができる環境を作らないと、今よりもっと自宅介護や施設介護が大変になるという事です。

介護離職や介護うつ、そして老老介護。
日本は既に国単位で介護疲れしているんです。

苦労するのはいつも私たち一般国民です。

 

ほかに考えられる手段に賛成できない理由

 

では、日本が超高齢化の危機を乗り越えるための手段、何が思い浮かびますか?

介護ロボットでしょうか。

開発と普及にお金と時間が必要という問題があります。

何より、【ロボット】といってもペッパー君のような人工知能(AI)搭載のロボットが直接介護をするわけではなく、いま開発されているのは動作を補助する装着型の機械を指します。
※気になる方は問題だらけ?介護ロボットが介護を代わってくれる可能性はあるのか!?を参照下さい

そして装着するのは介護士なので、求めるような介護士不足の効果は少ないです。

 

それなら外国人労働者でしょうか。
短期間でマンパワー(人手)が手に入り、日本への移住を望む外国人は多いでしょうから
かなり現実的ですね。
インドやタイには若者が多いので、条件を緩和できれば大きな力になってくれそうです。

しかし、そうなっては治安に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
異文化を持つ外国人に対して偏見をもつ日本人が多いのは事実です。

また、昔からの問題である低賃金の労働力である事も問題ではないでしょうか。

 

皆さんはどう思いましたか?
遠くない未来に必ず来る日本の介護問題。これを乗り越えなくては日本は国を存続できず、他の国に吸収されてしまうかもしれませんね。

いずれにしても、私は介護士として精一杯貢献しようと思っています。

介護士の手が回らない所は皆さんに助けていただく事になると思います。

その時になるべく辛くない未来であって欲しいですね。

Posted by garu-mama