老人ホームで着る服装を介護士が本音で解説!ケガや不当な扱いを防ぐ!

2018-03-13

 

はれて老人ホームへの入居が決まり、どんな洋服を持って行こうかお悩みではありませんか?

おしゃれな服? 着なれた過ごしやすい服?
これから新生活を始める家族が恥ずかしくないように、お気に入りの勝負服や新しくそろえたオシャレな服で入居を考えている方もいるのではないでしょうか。

でもその服、自身で管理できますか? 自身で着替える事はできますか?
おおきな声ではいえませんが、オシャレ服はほとんどNGです・・・・

今回は完全に介護士の意見としてアドバイスをしますので、辛口に言いますし「介護士失格!」と思われるかもしれません。
しかしどう思われても、私が家族にアドバイスする時は同じ事をアドバイスするつもりです。

自分らしく生きて欲しいと思うよりも、やはり終の棲家になる老人ホーム職員に何か言われて欲しくないですから。

 

 

介護職員がNGだと思う服の特徴

 

正直に言いますが、【持ってきて欲しくない服】の特徴は大きく分けて3つです!

サイズが小さい・伸縮性がない服

大きな声では言えませんが・・・・これは本当に嫌がられます!

サイズが小さい服や、サイズはあっていても伸縮性がない服は間違いなく嫌がられます。
どちらも介助しにくい・事故につながる可能性が高いからです。

こういった服は着替えがしづらく、介護職員が一番嫌う【一人の入居者に時間を取られる】事になり、雑な介助になりがちです。
そんな状況では無理に袖を通そうとしたりして、痛い思いや場合によって骨折をさせてしまう事が起こり得ます。

また関節の動きや血流を阻害していたり、便秘でおなかが張っている時に呼吸が苦しくなりやすいなど、介助以外でも理由があがります。
ではどんなものを選べば良いのでしょうか?

 

理想のサイズは・・・

少し大き目の柔らかい服、欲を言えば上は前開き、ズボンはゴムが入ったものを選んでください。

大き目の服は体重増加・むくみ・関節が固まったり介助を拒否される時にも対応しやすく、柔らかい素材・前開き・ゴムひもは更衣がしやすいのでオススメです

 

装飾がもろい・ボタンが掛けづらい服

少し引っかけたら取れてしまいそうな装飾や、ボタンが小さく掛けずらい服も負けずと嫌がられますので避けた方が良いです。

タイトな服と並んでオシャレ服の特徴ともいえるデザイン性重視の服ですが、衣類の破損はありますし、とれた装飾が誰かのポケットや口に入ったりする事もあります。
小さいボタンが原因で、必要ない更衣の介助が必要になったり、手伝う事でボタンを掛ける動作自体ができなくなってしまう恐れがあります。

 

理想の装飾は・・・・

丈夫でボタンが大き目の物、またはファスナーや面ファスナー(マジックテープ)の物を選んでください。

正直ここまでくると「つまり嫌がられなくてオシャレな服なんてないんじゃないか」と考えていると思いますが、だいたい合っています。
機能性とデザインは両立が難しいですよね。値段に差が出てくる部分だと思います。

 

洗濯が条件付きの服

扱い辛く普通に洗えない服はNGです。
一人の入居者のために特別に時間を割くことになり、本当にキツイようですが・・・・嫌がられます。

細かい条件を除けばみんな平等にお金を払っているので、サービスは公平に行きわたって欲しいです。
これは共同生活のマナーだと思っていただけると助かります。

 

結局どんな人がどんな服を選ぶべき?

 

少し大き目で柔らかく、丈夫で可能な限り自身で着られる作り。そして普通洗濯ができる服がオススメです。

もう一度いいます。これは完全に介護士の目線です。
本来は【自分や家族が好きなものを選ぶべき】というのが介護理念ですから、
ファッションに強いこだわりがあるならそうするべきだと思います。

 

介護する側からどの様に思われているかを気にしたりリスクを避けたいなら、介護士目線の服選びをしたら安心だと思います。

あくまで介護側の願いとして参考にしていただけたら幸いです。

Posted by garu-mama