介護は誰にでもできる!簡単な仕事で人を幸せにする事を誇りに持とう

介護は単純労働でもいいアイキャッチ

国会やニュースで何度も “単純労働” だと言われ、

インターネットを見れば “誰でもできる仕事” や “頭が悪くてもできる仕事” に挙げられる介護職。

 

当然、この事に関しては多くの介護士が「介護は医療知識も必要で大変な仕事だ!」と否定的です。

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自分が一生懸命になって働いている仕事のこと、できれば世間には良い印象を持って欲しいですよね。

 

せっかく介護職に興味を持った方も、何だか軽視されているようで悩んじゃいますよね。

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介護士を目指しているんだけど、失敗だったかな・・・?

 

でも、介護の仕事は単純労働で良いんじゃないかと私は思います。

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介護士の一人としては否定したいんだけど、実際はそう見られても仕方が無いと思うよ。
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介護士がそれを認めちゃったら、ブログが炎上しちゃうよ。

 

誰でもできる仕事なのは否定できないけど、介護の本質を知れば見方が変わる。

今回はそんなお話です。

 

 

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記事を書いているのは?
笑っている男性介護士(garu-mama) garu-mama
  • 神奈川県の特養に勤務している、34歳男性介護福祉士 (介護業界9年目)
    garu-mama の自己紹介ページ
  • ※記事で使用するデータは公的な資料や新聞などを参考にしています。 データがないものは、自身や交流のある介護士の経験などをもとに記事を作成しています。

なぜ介護は誰にでもできる仕事・単純労働なのか

“単純労働” という言葉が使われる理由

国会のニュースなどで度々言われている “単純労働” という言葉ですが、そもそも単純労働に分類される基準はどんなものでしょう。

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三省堂の辞書 大辞林には下記のように定義されているね。

 

単純労働とは、高度な知識や技術、一定年数の経験などを特に必要としない簡単な労働

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広辞苑では、「構造・機能・考え方などが複雑でないこと。こみいってないこと。簡単」だって。

 

でも実は、単純労働の定義については国会で触れられていないんです。

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質問されても “この場では控える” と濁しているからね。

国会が単純労働の定義を濁しているというより、そもそも単純労働という言葉を使っているのはニュースや新聞なんです。

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メディアが勝手に単純労働という言葉を使って騒ぎ立てているんだよ。

 

法律によると、いわゆる “単純労働” とされているのは “特定技能” というもの。

“特定技能” に分類されるものは以下の産業です。

  • 介護業
  • ビルクリーニング業
  • 素形材産業 産業機械製造業
  • 電気・電子情報関連産業
  • 建設業
  • 造船・舶用工業
  • 自動車整備業
  • 航空業
  • 宿泊業
  • 農業
  • 漁業
  • 飲食料品製造業
  • 外食業
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航空業って、パイロットも!?

なんかそれだけでひと安心な気がするよ。

 

 

そう、よく単純労働という言葉に置き換えられたというくらい、全然単純な仕事ではないですよね。

確かな事は、介護が単純労働(特定技能)という分類に入っているという事。

そして、それは教育をつんだ外国人労働者の受け入れ・在留資格に関する話だという事。

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外国人労働者の受け入れに関しては、もともと医師や弁護士などの分野で行われていたんだよ。

 

とにかく、メディアが “単純労働” と置き換えるから騒がれている話なので、気にする必要はありません。

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メディアは面白おかしくしちゃうんだよね。

 

介護は “誰にでもできる仕事“ であるべき

“単純労働” についてお話しましたが、もっと重要なのは “誰にでもできる仕事” の方ですよね。

もう一度言いますが、私も “介護は誰にでもできる仕事” だと考えています。

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もう、ほんとにやめてよ~

 

理由は2つ。

まず、“資格がないとできない業務がない” こと。

 

例えば看護師や医師、弁護士などには、“資格を持っている人だけができる業務(業務独占)” というものがあります。

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唯一、ケアプラン作成だけはケアマネジャーの資格がないとできない。

 

そのため、誰にでも務まる職業という扱いになりやすく、給料も低くなりがち。

 

もう一つは、“専門の知識がないとできない事” がないという事です。

見よう見真似でできてしまったり、知識がなくても事故を起こさない介護士が多くいるのが介護の現状。

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介護士は体温計もさわらないという施設もあるよ。

介助技術もセンスが重要で、知識がなくて介助が下手なベテラン介護士もめずらしくない。

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そうなんだね。でも介護職をめざす未経験者にとってはちょっと安心かも。

 

どんなに専門性を強調しても、現場にいる介護士の意識が上がらない事には信ぴょう性がありません。

 

以上の2つの理由から、介護は誰にでもできる仕事だと考えているわけですが、

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“誰にでもできる” っていい事だと思いませんか。

 

介護が誰にでもできる仕事だからこそ、現在の介護職員が維持されています。

仕事のハードルが高かったら、異業種から介護職に転職する人は激減必至。

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介護士不足に拍車がかかって、もっと “大変だ” って思うようになる。
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そうだね。 私みたいに臆病な人は、ハードルが低くなきゃ挑戦なんてできないな。

 

ほかに考えられるメリットはありませんが、介護業界における最大の課題である “介護士不足” に拍車を掛けないためにも、

“介護は誰にでもできる仕事“ で通った方がメリットがあると思います。

 

 

介助技術・医療に関する専門知識の目的

ここで少し、専門知識について触れておこうと思います。

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介護職に必要な専門知識というのは、介助と医療の2分野だね。

 

介助技術

  • 高齢者の身体の特徴
  • 高齢者の考え方
  • 効率的な移動技術(トランス技術)
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介助の専門知識はこの3つを中心に、高齢者のケガや事故を防いだり生活を支える事が主な目的です。

 

医療知識

  • 病気の知識
  • 病気や異常症状への対応
  • 人体の構造

医療知識はこの3つを中心に、高齢者のケガや事故を防いだり命を守る事が目的です。

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医療知識があると、色々な側面から介護の仕方を考える事ができるんだね。
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どちらの専門知識も重要だけど、習得している介護士が少ないのが現状。

 

せっかくの専門知識も活かせなければ意味がありません。

現状ではどちらの専門知識も必要不可欠といえませんが、高齢者の立場からすれば必須のスキルとして常時教育するのが望ましいですね。

 

 

介護職はこころに寄り添う専門家

 

介護は誰にでもできる仕事ですが、直接的に人を幸せにできる仕事です。

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どんな仕事でも人のためになるし、幸せにつながると思うけど。

 

たとえば、便利なものを作れば人のためになり、家を売ればマイホームに住む幸せにつながる。

お見合いパーティーを開けば誰かが結婚して幸せになるかもしれない。

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これらは不特定多数の人に間接的に係わっているよね。

 

介護の仕事は、高齢者の一人ひとりと直接係わります。

そして、介護士と高齢者の係わりの終わりは、天寿をまっとうした時。

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家族以外で人生の最後に接するのが介護士なんだね。感慨深いな。

 

介護施設に入居する方で言えば、毎日家族の面会がある方、夫婦で入居している方、

家族に先立たれて天涯孤独の方もいれば、家族と不仲で追い出されるように施設に入る方も居ます。

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本当にいろいろな境遇の方がいるよ。

 

すでに幸せそうな方、そうでない方、どちらのタイプの高齢者にとっても、

介護士は頼れる存在であり、大切な理解者。

時には冗談を言って笑わせたり、悲しかった胸の内を聴いたりします。

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家族への不満とか、介護士だからこそ聴ける事があるんだよね。

 

つらい思いをして生きて来た高齢者も、楽しい事をし尽くした高齢者も、最後に必要とするのは人との関わり。

高齢者が介護士に求めるのは技術や知識じゃなく、存在そのものです。

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ほとんどの人間にっとって、淋しく死に向かって行く事はこわい事。

介護士は “いつもそばに居てくれる人” になる。

 

介護の仕事は “こころに寄り添う” 事が一番大切だと思います。

もっとも、専門知識があればもっと高齢者の力になれるのは当然のこと。

しっかりと技術と知識を持って、いろいろな側面から寄り添ってあげられたら素敵ですね。

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終わり良ければすべて良し。人生の幕を幸せで閉じてあげられるのが介護士だね!

 

 

必要不可欠! 簡単な仕事で人を幸せにできる介護職を誇りに持とう

 

数多くの職業がある中で、無いと本当に困ってしまう職業はいくつあるのでしょう。

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法律や命に係わる仕事じゃなければ何とかなりそう。

 

家族が自分たちで介護できるなら、介護職は必要ありません。

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でも、介護にはこんな問題があったよね。
  • 介護離職
  • 介護うつ
  • 老老介護
  • 介護疲れによる事件

 

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介護職がなくなったら、こんな事が今よりもっと増えるんだね。

 

仕事の内容に共通点が多くある事を理由に、 “看護師と保育士も介護ができる” と言われる事もあります。

でも、看護師や保育士はもちろん、他の職種だって忙しいですから、 介護分野まで手をつけられません。

 

法律上で見れば替えのきく単純分野だとしても、やはり介護職は現代に必要不可欠と言えます。

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昔と今では働き方や家庭環境が大きく違うし、裕福な家庭でなければ自宅介護はむずかしい。

 

単純労働・誰にでもできる仕事かどうかなんて気にしなくて良いんです。

介護職は必要不可欠で、ほとんどの人がやりたくてもできない、とても重要な仕事をしているんですから。

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“残りの老後” を “幸せな老後” に変えられるのが介護士だと思う。

 

私たち介護士は、ただ目の前の高齢者たちの事だけを考えればいい、単純な仕事をしています。

一人でも多くの方が、ほんの一時でも幸せだと感じてくれるように、何と言われても頑張っています。

 

いま介護の現場で頑張っている人も、これから介護の道に進もうとしている人も、

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ぜひ、介護の仕事に自信と誇りを持って欲しいと願っています。

2019-02-01

Posted by garu-mama